放射性汚泥はこうして解決を!

福島県内では、福島第一原発の事故で拡散した放射性物質が未だに様々な問題を引き起こしています。一方、私たちの新潟県でも、事故の影響が続いています。

その一つが、除染や浄水場などで出た放射性汚泥の処理の問題です。
現在は、そうした汚泥が仮置き場に保管されていますが、法律により国の責任で最終的な処分を行うことになっているものの、国の動きは鈍く解決の目途は立っていません。

国連の科学委員会や国際原子力機関(IAEA)などは、年間100ミリシーベルト以下の被ばくでは、「人体に影響は見られない」としていることなどからも、新潟県内の放射性汚泥が直ちに周辺住民の健康に影響を与えるとは考えられませんが、小さなお子さんを持つ親御さんなどが不安に思う気持ちも理解できます。

ですから、この問題はやはり政治の責任できちんと解決を図っていくべきと考えます。政治の責任とは、最終処分場を決めるだけではありません。科学的に放射能を除去する技術の開発を後押して、それを実際の現場に適用する仕組みを整えることも政治の役割と考えます。

実は、放射能を除去する技術はどんどん進展しています。
日本原子力研究開発機構は下水汚泥焼却灰中における放射性セシウムを90%以上回収することに成功したとしており、これは放射性物質を含む汚泥焼却灰の処理に道筋をつけるものです(※)。
また、民間企業の中にも、従来にない革新的な技術を使って確実に放射性物質を除去できる製品を開発したところもあります。

こうした技術を活用して、放射性物質の問題は安全に解決できます。
危険性を指摘して適切な対処を促すことも重要ですが、希望に繋がる事実もあることを指し示して、住民の皆さんの不安を取り除くこと重要と考えます。

https://www.jaea.go.jp/02/press2014/p14111401/